私がゴミの城から脱出した片付けの一部始終
私の部屋は、いつしかゴミの城になっていた。床にはコンビニの袋や読み終えた雑誌が層をなし、もはやベッドの上でしか生活ができない有様だった。友人からの連絡も途絶えがちになり、このままではいけないと頭では分かっていながら、モノの山を前にすると無力感に襲われるだけの日々。転機は、一枚の写真だった。たまたま見つけた昔のアルバムに写っていた、友人を招いて笑い合っている片付いた部屋と、今の自分。そのギャップに愕然とし、涙が溢れた。私は、このゴミの城から脱出しようと、固く決意した。とはいえ、一人ではどうにもならない。勇気を振り絞り、唯一事情を話せる親友に助けを求めた。彼は驚きながらも、「手伝うよ」と力強く言ってくれた。片付けの初日、私たちはまず玄関の靴を片付けることから始めた。たったそれだけなのに、息が切れるほど疲れた。モノを手に取るたび、「これはまだ使えるかも」「思い出があるから」という感情が湧き上がり、捨てる手が止まる。親友はそんな私を急かすことなく、「じゃあ、これは一旦保留にしておこう」と、判断を待ってくれた。彼の存在がなければ、私は初日で挫折していただろう。床が少しずつ見えてきて、窓を開けて新鮮な空気を入れられた時の感動は、今でも忘れられない。光と風が、まるで私の心を浄化してくれるようだった。数週間後、ついに部屋は元の姿を取り戻した。失ったのはゴミの山だけではなかった。モノへの執着と、自分に対する諦めの気持ちも一緒に手放すことができたのだ。この片付けは、私の人生のリセットボタンだった。もし今、同じように苦しんでいる人がいるなら伝えたい。一人で抱え込まないでほしい。助けを求める勇気が、新しい人生への扉を開けてくれる。