ゴミ屋敷を片付けたいけれど、業者に頼むお金も、自力でやるための費用もほとんどない。そんな厳しい状況でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。工夫次第では、費用を限りなくゼロに近づけながら、自力で片付けを進めることが可能です。まず、ゴミ袋については、自治体によっては特定の袋を購入する必要がある場合もありますが、そうでなければ、スーパーのレジ袋や、家にある不要な紙袋などを活用することも考えられます。ただし、強度には注意が必要です。清掃用具も、わざわざ新しいものを買う必要はありません。使い古しのタオルやTシャツを雑巾代わりにし、ホウキやチリトリがなければ、段ボールなどを代用することも可能です。洗剤も、重曹やクエン酸など、比較的安価で手に入るもので代用できる場合が多いでしょう。最も費用がかかる可能性があるのが、粗大ゴミの処理です。これについては、自治体のルールを確認し、無料で回収してくれる品目がないか、あるいは減免制度などが利用できないかを調べてみましょう。また、まだ使える家具や家電、衣類、本などは、捨てるのではなく、リサイクルショップやフリマアプリで売却するという方法があります。手間はかかりますが、わずかでも収入になれば、他のゴミの処理費用に充てることができます。地域によっては、不用品を譲り合える掲示板やサービスなどもあります。ゴミの分別を徹底することも重要です。資源ゴミとして出せるものは、無料で回収されることが多いです。手間を惜しまず丁寧に分別することで、有料ゴミとして出す量を減らすことができます。もちろん、これらの方法は時間と労力がかかります。しかし、お金がないという制約の中で、知恵と工夫を凝らし、少しずつでも前進していくことは可能です。焦らず、できる範囲から、費用をかけない方法を試してみてはいかがでしょうか。
費用ゼロを目指すゴミ屋敷自力片付け術