ゴミ屋敷から出る大量のゴミ。これらを適切に分別し、処分する方法を知っておくことは、片付けをスムーズに進める上で非常に重要です。自治体によってゴミの分別ルールや収集日は異なるため、まずはお住まいの地域のルールを正確に把握することから始めましょう。自治体のウェブサイトや配布されるパンフレット、ゴミ分別アプリなどを活用して、可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミ(プラスチック、缶、瓶、ペットボトル、古紙など)、粗大ゴミの区分をしっかりと確認します。片付け作業中は、それぞれの分別区分のゴミ袋を用意し、仕分けながら入れていくと効率的です。ゴミ袋にはマジックペンなどで中身の種類を書いておくと、後で分かりやすくなります。注意が必要なのは、一度に大量のゴミを出す場合です。通常の収集日に大量のゴミを出すと、収集作業の妨げになったり、近隣住民に迷惑をかけたりする可能性があります。自治体によっては、一度に出せるゴミの量に制限がある場合もありますので、事前に確認し、計画的に数回に分けて出すか、臨時収集などを依頼する必要があるかを確認しましょう。家具や家電などの粗大ゴミは、ほとんどの場合、事前の申し込みと処理手数料が必要です。申し込み方法(電話、インターネットなど)や手数料、収集日などを確認し、計画的に手配します。特に、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の家電リサイクル法対象品目は、通常の粗大ゴミとは異なる特別な手続きが必要です。購入した販売店や指定引取場所への持ち込み、あるいは収集運搬業者への依頼が必要となります。パソコンも資源有効利用促進法に基づき、メーカーによる回収・リサイクルが基本です。分別と処分は手間のかかる作業ですが、ルールを守って正しく行うことが、社会の一員としての責任でもあります。不明な点は自治体の担当窓口に問い合わせるなどして、確実に進めましょう。
ゴミ屋敷のゴミどう捨てる?分別と処分法